『エルデンリング ナイトレイン』Steamウィッシュリストランキングで1位に上り詰める。発売迫り、ぐんぐん高まる注目度

フロム・ソフトウェアは5月30日に『ELDEN RING NIGHTREIGN（エルデンリング ナイトレイン）』を発売予定。対応プラットフォームはPC（Steam）およびPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One。発売が近づく中、Steamのウィッシュリストランキングにて本作が1位に上り詰めている。

本作は、シングルプレイまたは3人プレイに対応するサバイバルアクションゲームだ。『エルデンリング』の世界観をベースに、まったく異なるゲームデザインで再構築。プレイヤーは出自や性能が異なる8人の「夜渡り」から使用キャラを選び、舞台となる「リムベルド」のフィールドにて3日間を生き抜く。

本作では挑戦のたびにキャラがレベル1からスタート。またリムベルドは拠点や敵、見つけられる武器やアイテムがプレイのたびに変化する、フィールド型ダンジョンとなっている。自由に探索できるものの、時間の経過とともに「夜の雨」が降り、活動可能なエリアはだんだんと狭まっていく。

そうした中でどこをどのような順番で攻めるか取捨選択しつつキャラを強化し、毎晩訪れる強敵と対峙。そして2日目の夜を乗り越えた先には、圧倒的な「夜の王」との戦いが待ち受ける。

なお出撃からの帰還時に入手できる「遺物」は、出撃前にキャラに装備することができるアイテムだ。遺物は最大3個まで装備でき、装備して出撃しても消費されることはないため、強力な遺物を集めればさらにスムーズに攻略を進められるようになっていくだろう。

発売が近づく中、Steamのウィッシュリストランキングにて本作が1位を獲得している。Steamにおけるウィッシュリストとは、気になるタイトルを登録しておくことで配信開始時やセール時などに通知を受け取れる機能。「欲しい物リスト」のように機能するほか、そのゲームにどれだけ注目が集まっているかの指標としての役割もある。

ウィッシュリストランキングでは発売前のタイトルがラインナップされており、これまで『Hollow Knight: Silksong』が1位を、『Deadlock』が2位を維持してきた。一方で4月に入って『エルデンリング ナイトレイン』が『Deadlock』を抜き2位を獲得。そして最近になって『Hollow Knight: Silksong』も抜き去り、『エルデンリング ナイトレイン』が1位の座に上り詰めた。

ベースとなった『エルデンリング』がSteamでも大きな人気を得ていたこともあり、『エルデンリング ナイトレイン』も発売前から大注目されているようだ。というのも『エルデンリング』は2020年2月にコンソールとSteam向けに同時発売。Steamでは最大同時接続プレイヤーとして95万3426人を集めたことがあり、これはSteamの歴代同時接続プレイヤー数記録においてトップ10に入る記録だ（SteamDB）。また直近でも連日数万人を維持している。

そのため『エルデンリング』はコンソールだけでなくSteamでも大規模なプレイヤーベースを保持しているとみられ、『エルデンリング ナイトレイン』のウィッシュリスト登録者数の多さにも表れているのだろう。ちなみに『エルデンリング ナイトレイン』では『ダークソウル』シリーズ作品におけるボスも一部登場することが示され、話題を博していた。同シリーズのキャラにちなんだスキンもゲーム内で獲得できるほか、『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』の「弾き」システムにちなんだ要素もあるようだ（関連記事1、関連記事2）。『エルデンリング』に限らず幅広いフロム・ソフトウェア作品のファンから注目を浴びてきたことも、前評判に繋がっているのかもしれない。

マルチプレイに主軸を置いた、フロム・ソフトウェアの挑戦作となる『エルデンリング ナイトレイン』。一方でソロプレイでも攻略は可能なバランスが想定されているといい（関連記事）、先述した過去作要素なども含めて従来ファンのニーズも意識した作品となっていそうだ。発売後の盛り上がりにも注目したい。

『ELDEN RING NIGHTREIGN（エルデンリング ナイトレイン）』はPC（Steam）およびPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに5月30日に発売予定。