『エルデンリング ナイトレイン』、「8人目のキャラ」開放に苦悶の声相次ぐ。“正々堂々”の極限バトル
『エルデンリング ナイトレイン』について、8人目のキャラの開放に苦戦するユーザーが多くいるようだ。

フロム・ソフトウェアは5月30日、『エルデンリング ナイトレイン』を発売した。本作に登場する8体の夜渡りのうち、2体は特定の条件を満たすことで開放されるが、「復讐者」の開放イベントがなかなか難しいとして話題を呼んでいる。なお、本稿ではプレイアブルキャラクターの開放手順に言及しているため、留意されたい。
『エルデンリング ナイトレイン』は、『エルデンリング』の世界観をベースとするサバイバルアクションゲームだ。シングルプレイまたは3人プレイに対応している。プレイヤーは夜の脅威にさらされるリムベルドにて、「夜渡り」として3日間を生き延びなければならない。リムベルドでは挑戦するたびに拠点や敵の場所、入手できるアイテムなどが毎回変化する。過酷な2日間を乗り切り、最終日に待つ「夜の王」との戦いに挑む。

本作でプレイヤーが操作する「夜渡り」は全部で8体。ゲーム開始後に使えるキャラクターはそのうち6体で、残りの2体は特定の条件を達成することで開放される。発売翌日となる5月31日時点では、すでにこれらのキャラクターを開放したプレイヤーの姿も見られるようになってきたが、このうち「復讐者」の開放に際して発生する特殊なイベントがかなり難しいとして、SNS上ではさっそく話題を呼んでいる。
復讐者の開放イベントが進行するのは、もう1体の開放キャラクターである「レディ」の開放後。レディについては、帰還時の報酬でランダムに手に入る「古びた懐中時計」という特殊な遺物を、円卓にいる白い巫女に渡すことで開放される。その後、円卓内の「小壺商人のバザー」というショップにて、「薄汚れたフレーム」という遺物を購入し、マップで示された場所にいる幻影に触れることでフィールドに転移。ここで「夜の偶像」もとい復讐者を倒すことで彼女を使えるようになるわけだが、この戦闘が非常に厄介なのだ。

プレイヤーが対峙する復讐者は、霊体を使役して戦うキャラクター。この戦闘では、ヘレン・フレデリック・セバスチャンという3体の霊体を同時に召喚してくるため、実質1対4で戦わなくてはならない。戦闘ステージに突入すると、すぐにヘレンとフレデリックが走りこんでくる。まずは足の素早いヘレンから倒したいところだが、フレデリックの大振りの攻撃が迫ってくるため隙が少ない。さらに、復讐者がその背後から大きな光輪を飛ばしてくるため、かなりシビアな立ち回りが要求される。2体の霊体をなんとか撃破したかと思えば、一番奥でスタンバイしているセバスチャンが起動。ビーム状の攻撃でいきなりステージ全体を薙ぎ払ってくるため、懐に潜り込んだり回避で避けたりしながら処理しなくてはならない。

なお、チュートリアルにおけるボス「忌み鬼」との戦闘とは異なり、ほかの7体の夜渡りのうち、好きなキャラクターを選んで挑戦することができる。とはいえ初期装備で固定、かつアイテムは何も所持していない。聖杯瓶も3つしかないため、被弾を繰り返すとすぐに回復リソースが尽きてしまうだろう。逃げ場のないステージで複数の敵を同時に相手にしなくてはならないという状況に、意外と苦戦したユーザーも多いのではないだろうか。
筆者はというと、「鉄の目」を使用して弓でチクチクと1体ずつ削ることで安全にクリアした。やや卑怯にも見える戦法ではありながらも、SNS上では同様の戦法を取っているプレイヤーがかなり多いようだ。なかなか夜の偶像に勝利することのできないプレイヤーは試してみるのもよいかもしれない。

ところで、復讐者は2月に実施された本作のネットワークテストでは使用することができず、先日公開されたゲーム紹介トレーラーでもほとんど紹介されていなかったため、長らく謎に包まれていたキャラクターだった。人形に魂が宿った存在という設定やそのミステリアスなビジュアルから、8人の夜渡りの中では特にユーザーからの人気が高いように見受けられる。さらには能力も優秀で、霊体を召喚して敵の注意を引くことができるスキルや、周囲の味方を瞬時に復活させることのできるアーツが非常に強力。多くのプレイヤーに愛用されていきそうだ。また、どのキャラクターがプレイヤーによく選ばれているのかは気になるところであり、今後公式から使用率などのデータが公表されることにも期待したい。
『エルデンリング ナイトレイン』はPC(Steam)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに発売中。